経理担当者に求められることとは
日常の帳簿付け・出入金管理・伝票整理・各表(決算表・貸借対照表・財務諸表など)の作成業務などを主な業務とする経理業務は、企業の規模や状況によって他の業務と兼務している場合もあります。企業を支える重要な役割である経理担当者に求められることについて、考えてみましょう。
コミュニケーション
様々な部署、そして企業全体の役割やお金の流れを理解して、各スタッフと連携を取りながら業務を進めるためには、円滑なコミュニケーションを行う必要があります。時には、各部署間のパイプ役となるだけではなく、外部関係者との関係を構築することも必要です。経理業務においては、コミュニケーションの大切さを理解し・重視しているかが大切であると言えます。
正確さ
企業が成長するためには、常に正確な数字を把握して、その数字を適正に管理できているかが重要です。 資金調達に必要な銀行や金融機関との関係では、正確さが信頼や信用へとつながっていきます。また、売上金の回収や支払いで常に正確な数字を提供することで、取引先やお客様に安心感を与えます。そのためには、経理に関して深い知識と経験を有し、ポリシーを持って業務に取り組めることが必須なのです。
リアリスト
これからの経理担当者に必要だと言われている要素として、リアリストという言葉に注目です。様々な状況や場面で使用される言葉ではありますが、経理業務においては、現実的・客観的な視点で分析や判断をし、それを実行に移して処理できるという意味で捉えることができます。日々変わる企業や社会の状況を見極め、必要なことや優先順位を判断できることが重要なのです。